5月から7月。今年もたくさんの人がこの畑に来てくれた。
思い返せば、本当に長いシーズンでした(笑)
そして、本当によく実ったシーズンでもありました。
毎日のように通ってくれた人。今年はじめて樹の下に立った人。
小さな子の手を引いた家族、笑い合う友達同士、ひとりで一粒ずつ味わっていた人。
顔も、来た理由もみんな違います。
それでも、真っ赤な実を見上げるときは、誰もが少し子どもに戻る。
今年もそれを見られたのが、まず書いておきたいことです。
2024年は県内が熱波にのまれ、2025年は記録的な凶作でした。
業界全体が実りに苦しんだ二年で、この畑も楽ではありませんでした。
それでも狩りも出荷も一日も途切れさせず、標高300mの畑が静かに役目を果たしてくれました。
そして今年、花輪さくらんぼ園はよく実りました。
樹と土には頭が下がります。
一粒が実るのは当たり前のことではない。
この二年で、あらためてそれを教わりました。
さくらんぼの思い出は短い。
だからこそ、来てくれたひとりひとりに「ありがとう」を伝えたいです。
この畑で過ごした時間を持って帰ってもらえたら、それで今年のシーズンは十分です。

「来年は」という声がとてもありがたい。
何かがまた、この樹の下から生まれる予感がする~
約束はできないけれど、その予感だけは大切にしまっておこうかなって。

2027年。またさくらんぼの樹の下で。
ありがとう。
