3年ぶりに行われた、2019年の駒新道調査の記録です。
最後に調査報告書のダウンロードができるリンクがあります。
2016年の長左エ門道(天童高原)~奥新川峠~面白山林道区間の調査に引き続き2度目の調査。
今回は、奥新川峠~駒新道新川起点までの宮城県側全コース調査です。
調査詳細を記録公開することにより、今後の若手有志の調査が円滑に進むことに期待します。
前回の駒新道調査はこちらから
https://hanawafarm.com/2016/05/08/komashindo/
最大の問題は、2016年調査でわかった県境部の大崩落地点の攻略です。
迂回をすると1時間はロスしてしまうので、なんとかして攻略して進みたいと積雪期に進もうと計画してきた。
夏場は岩盤が露出して攻略が難しいのではないかと思われるので、今回の調査のように積雪期に攻略するのが最も簡単であろう。
全般的に道筋は残っているが、道は藪で覆われており終始藪漕ぎをして進むこととなる。
道筋が不明瞭になってわかりにくいところは、ピンクテープを立木に巻いてきているので、
目印を頼れば迷うことはないと思う。
奥新川峠から面白山林道間は、大崩落地点を比較的簡単に攻略することができたのと(積雪の上を歩けた)、2度目の調査ということもあって前回よりスムーズに進むことができた。
面白山林道から新川起点の間では、明治34年地図に表記されていた破線を見つけることができず、ルートに確信できない部分があったのが気がかりであった。
この間は宮城県の方々が詳しいと思うので、そう遠くないうちに解決できるのではないでしょうか。
山形県山形市山寺村と宮城県仙台市新川村をむすぶ「駒新道」両村は姓や信仰など共通する点が多く、この駒新道を中心として同じ文化圏が形成されていたと考えられます。
今回の「駒新道」古道調査報告書は下記からダウンロードしてください。
コメント
ご無沙汰しております。
駒新道の詳細なる記録、拝見しました。
このようにして、全線の記録は目を見張るところです。
老体ながら部分的には辿りたいところです。<感謝>
ありがとうございます。
台風大丈夫でしたでしょうか?
かなりの降雨量だったようで山々もまた変化していると思います。
来年もまた調査必要かもしれません。。
次は、明治34年の地図に記されていた、大笠山東の破線を解明したいと考えています。
春の調査では残雪があったせいか気づきませんでした(^^;